1980年、神奈川県生まれ。横浜市立大学看護短期大学部卒業後、看護師として約13年間働く。「note創作大賞2023」で別冊文藝春秋賞を受賞し、2024年5月、『ナースの卯月に視えるもの』で小説家デビュー。
インドネシアを代表する作家エカ・クルニアワンによる『美は傷』が春秋社のシリーズ〈アジア文芸ライブラリー〉より改訳で刊行された。本書の翻訳を手掛けた太田りべか氏による、本書が描くインドネシアの近現代と、日本語版復刊までの経緯を記した「 ...
大佛次郎賞は、朝日新聞社が作家・大佛次郎の業績を記念するため1973年に創設。小説、戯曲、評論、ノンフィクション、歴史記述、ルポルタージュなど、優れた散文作品に贈られる賞です。
税にはさまざまな通説がある。高い所得税は労働者の勤労意欲をそぐ、法人課税は日本の経済成長に悪い影響を与える――。日本財政学会の代表理事や、政府税制調査会の特別委員などを歴任してきた林さんが、経済学の知見を動員してこうした言説を検証していく。「もっとも ...
角川ソフィア文庫の伊集院元郁編集長は井筒俊彦『ロシア的人間(新版)』(中公文庫)に「文芸批評に徹することで隣国の他者を理解する、そのアプローチは今日却(かえ)って新鮮」、河出文庫の藤崎寛之編集長は半藤一利『B面昭和史 1926―1945』(平凡社ライ ...
「私は対談の機会があれば一度もそれを拒むことがなかった」という作家・五木寛之氏。選んだのは、モハメド・アリ、村上春樹、美空ひばり、坂本龍一、長嶋茂雄の各氏ら15人との対話だ。
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その道の名手は 田辺聖子 だ。『 苺をつぶしながら ...
戦後80年の劈頭(へきとう)を飾る2冊を紹介したい。近現代中国政治史の大家による(1)は、東アジアの国と地域(中国、日本、韓国、北朝鮮、台湾)がどのように近代化を遂げ、少子高齢化など共通の課題にどう向き合っていくのか、東アジア地域の過去から未来を見通 ...
あんなに知性的なピアニストだったグールドだが、最も大事にしているのは「本当にいきいきやっていたか」だった。そのことはもっともっと自分に問うてもいい。必要なのは迷うこと、自己解体、そして自己の再構築だ。それは私自身が本に求めているものでもある。私たちは ...
本書は社会や時代の大局を説くものではない。むしろ、周囲を見渡せばいくらも目に入るような、ささやかな人の営みの意味や成り立ちを解説する。本書の魅力は、そのまま民俗学の魅力である。トイレでスリッパを履くのは何故(なぜ)なのか、ママチャリ ...
『ほしをさがしに』は、当時イラストレーションや動物細密画を学んでいた講談社フェーマススクールズ(KFS)が主催した絵本コンクール(KFS絵本グランプリ)に出した作品を元にした絵本です。「24ページで物語を考え、そのうちの見開き4場面をつくって応募」と ...