今回の芥川賞は、安堂ホセ「DTOPIA」(文藝初出、河出書房新社)と、鈴木結生『ゲーテはすべてを言った』(小説トリッパー初出、朝日新聞出版)に決まった。
フランス革命を扱う研究は多い。だが、革命を象徴する最も悪名高い人物の評伝は、意外にも類書が少ない。気鋭の思想史家が、近年の「暴君」像の刷新も反映した2020年代の歴史書をまとめた。
西田幾多郎が真言宗智山派の大学で教鞭を執っていたことは知られておらず、真言密教学との関係はほとんど検討されてこなかった。『西田哲学の仏教と科学』(坂本慎一著、春秋社刊)は、この点から曼荼羅が「場所の論理」に影響を与えたことを初めて論 ...
変な絵(雨穴、双葉文庫) マイブック - 2025年の記録(大貫卓也、新潮文庫) 堕天使拷問刑(飛鳥部勝則、ハヤカワ文庫JA) 青い壺(新装版)(有吉佐和子、文春文庫) 同志少女よ、敵を撃て(逢坂冬馬、ハヤカワ文庫JA) ...